前立腺レーザー蒸散術"PVP"とは?
PVPは、KTP/LBOレーザーというこれまでとは違う性質を持った特殊なレーザーを用いる事で、比較的短時間且つ、出血も少なめの最新・安全な手術方法です。PVPはアメリカ、韓国などではすでに広く普及している手術方法です。
従来までの前立腺肥大症の施術は電気メスにて患部を切除するという方法(TURP)が採られてきましたが、この方法は出血も多く術後3日間の尿道カテーテルの留置、約1週間の入院が必要でした。
これに対しKTP/LBOレーザーを用いるPVP手術方法はレーザーを血液中のヘモグロビンに反応させ熱する事で組織を蒸発(蒸散)させてしまいます。
前立腺には血管が多く、血流も多いために患部を組織ごと蒸発させてしまうこの手術方法は、従来の電気メスでの手術方法に比較し、かなり有効的な手術方法であるとも言えます。
前立腺の大きさに関わらず出血が少なめのために、翌日には尿道カテーテルの抜去が可能な上、TURPと同等の治療効果を得ることができます(当院症例より)。 そして、このたび出力が120Wとパワーアップし、しかも保険適応で受けていただくことができます。
手術から退院まで
(1.お問い合わせ)尿が出難い、切れが悪い、頻尿等の症状がありましたら前立腺肥大症の疑いがあります。先ずは当院までお問い合わせ、ご連絡を下さい。
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(2.術前検診)当病院内で簡単な医師の診察を受診していただきます。
手術可能な場合は予定日の3~4週間前に術前検査を行って頂きます( ※ この際、手術、入院の説明を行います。その後、入院当日まで来院の必要はありません)
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(3.入院)入院翌日に手術を行います。手術時間は約2時間程度。術後翌日に尿道カテーテルを抜去します。排尿状態をみて、その翌日退院します(3泊4日) ( ※ 日帰り手術をご希望の方は直接お尋ね下さい)
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(4.術後)現在のところ、術後の重篤な合併症などの報告はありません(当院症例より)。手術翌日には尿道カテーテルを抜いてその翌日に退院となります。
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・ 術後1ヶ月程度は血尿が出ることもありますが、 自然に軽快していきます。
・ 時に尿漏れ、排尿困難等の症状が起こることもありますが、殆ど自然に軽快していきます。
・ PVP手術後、所謂インポテンツの状態になることはほとんどありません(当院症例より)。
診察の予約方法
現在、月曜日~土曜日に診察を行っております。診察までお待たせしない為にお電話での予約をお願いいたします。
【受付電話番号】042-571-2211(代)
手術の費用
PVPは欧米、韓国等では確立された手術方法です。日本では保険適応で受けていただくことができます。詳しくは御電話でお問い合わせくださいませ(042-571-2211まで)。
当院の実績から(1)
当院のPVPに関する実績(手術件数)を、グラフで簡単にわかりやすく示してみます。
まず、前立腺肥大症の治療の中で、PVPでの処置の場合と、TURPでの処置の場合とで、その推移を(時系列)表示します。
→ なお、手術実績の一覧は、こちらのページに記載いたしました