＜A3＞.Q2 のようにメタボとの関連が疑われますので、メタボの予防（食事・運動）も効果があると思われます。

＜A5＞.尿を出す時にいきばる人、夜間排尿が3回以上ある人、2～3回に分けて出る人、残尿感のある人は、泌尿器科を受診されることをお勧めします。

＜A6＞.超音波健診、血液検査（PSA）、直腸診の検査をします。ほぼ前立腺肥大症かどうかの診断がつきます。

＜A7＞.腎臓の機能や貧血の有無を検査しますが、PSA（前立腺特異抗原）を調べて、前立腺がんのマーカー（癌特有の目印）が高いかどうかも検査します。

＜A8＞.症状を軽くすることはできますが完全に治すことはできません。
しかし抗男性ホルモン剤を使用したりして前立腺を小さくすることはできます。

＜A9＞.大きく分けて、以下（５種類）の治療薬があります。
１.α1 ブロッカー（ハルナール、フリバス、ユリーフなど）
２.PDF5阻害剤（ザルティア）
３.5α還元酵素阻害剤（アボルブ）
４.抗男性ホルモン剤（プロスタール）
５.植物エキス剤・漢方薬（エビプロスタット、八味地黄丸など）
などがあり、それぞれ特徴があります。薬物療法は初期の症状の改善には効果的です。

＜A10＞.そんなことはありません。しかし高齢者は精神的なものが加わって手術を契機にEDになることもあります。
また、精液が出なくなるため（逆行性射精）にEDになったと勘違いする人もいます。

＜A11＞.以下の３つになります。
　１.経尿道的前立腺切除術（TURP）
　２.ホルミウムレーザー（HoLEP）
　３.光選択的前立腺蒸散術（PVP）

＜A12＞.
　１のTURP：１週間程度
　２のHoLEP：術後５日程度
　３のPVP：手術翌日から２日程の間です。

＜A13＞.TURPではIPSS（国際前立腺症状スコア）もQOL（生活の満足度）も尿の流れもおどろくほどよくなり、超音波検査上でも前立腺は縮小します。
頻尿や夜間頻尿の回数も少なくなります。90%はよくなります。又、PVPは TURPと同様の排尿改善効果を認めつつより低侵襲に治療が可能です。