- <Q1>前立腺肥大症の人は前立腺がんになりやすいのですか?
- <Q2>前立腺がんになりやすいのは何歳くらいからでしょうか?
- <Q3>前立腺がんにはどのような症状が出るのでしょう?
- <Q5>前立腺がんは早期発見されることが多いのでしょうか?
- <Q6>前立腺がんは予防できますか?
- <Q7>前立腺全摘出術は男性機能には影響しないのですか?
- <Q8>前立腺癌の発見で最も大切なことは何ですか?
- <Q10>前立腺がんにならないためにはどんな食生活が必要ですか?
<Q1>前立腺肥大症の人は前立腺がんになりやすいのですか?
<A1>.前立腺肥大症と前立腺がんの直接的な関係はありません。
<Q2>前立腺がんになりやすいのは何歳くらいからでしょうか?
<A2>.50歳以降、前立腺がんになりやすくなります。
また家族歴のある方はない方に比べて数倍なりやすいといわれています。
<Q3>前立腺がんにはどのような症状が出るのでしょう?
<A3>.前立腺がんには初期の症状がないのが特徴です。
進行すると、前立腺肥大症と同じく尿が出難い事や夜間頻尿などが起こってきます。
<Q5>前立腺がんは早期発見されることが多いのでしょうか?
<A5>.前立腺がんの診断には血液中のPSA(前立腺特異抗体)を測定するようになり、早期に発見されるようになりました。
<Q6>前立腺がんは予防できますか?
<A6>.前立腺がんを完全に予防することは出来ませんが、米国における前立腺がん予防のための食事のガイドラインによると、適正体重を保ち脂肪をとりすぎないようにし、野菜、果物を摂取し、バランスの良い食事をとることがすすめられています。
<Q7>前立腺全摘出術は男性機能には影響しないのですか?
<A7>.確かに根治的前立腺全摘術を受けると勃起機能障害(ED)を起こす可能性があります。手術では勃起機能を温存する為、その神経を残すことも可能です。ロボット手術では通常の手で行う手術より、より繊細にその神経を残すことができます。
<Q8>前立腺癌の発見で最も大切なことは何ですか?
<A8>.50歳を過ぎたらPSAを年に一度は測定するようにしてください。PSA検査は今ではどこの内科、外科でも気軽に検査できます。
<Q10>前立腺がんにならないためにはどんな食生活が必要ですか?
次のような食事をしましょう。
・動物性脂肪・コレステロールの多い食品を減らす
動物性脂肪やコレステロールを多く含む食品を多くとる欧米では、前立腺がんによる死亡率が高いことが知られています。
・EPA(エイコサペンタエン酸)を含む魚を多くとる
魚をよく食べる男性のほうが、魚を食べない男性より前立腺がんになる人が少ないといわれています。
・ビタミンE
植物油に多く含まれているビタミンEには前立腺がんになるのを防ぐ作用があると考えられています。ただし、植物油には「前立腺がん」を悪化させる成分も含まれているので摂り過ぎはさけましょう。
この他に、Β-カロテン、ビタミンDも、前立腺がんをさけるために良いといわれています。基本的には、いろいろな食品をバランスよく食べることが大切です。