腎臓の役割から
腎臓は身体の中の毒素や老廃物除去(その他水分量調整)をする働きをもつ臓器です。
具体的には、尿素などの毒素を排出したり、血液から老廃物を除いて血液を綺麗に保ったり、ホルモンを分泌する事で骨をつくる元を作ったりもします。
そのほか尿の生成によって体液を永続して維持していきます。
また体内の水分量も調整します、そして体内環境のバランスを良好に保ちます。
CKDとは?
腎臓病は腎臓の働きが悪くなる病気の総称ですが、近年ではその名称とは別に"CKD"という言葉も聞かれるようになりました。
CKDとは慢性腎臓病の略で、その定義としては概ね”腎臓機能低下がおおむね3ヶ月以上持続する”状態のことになります。
そのように様々な腎臓病のいわば総称的な用語といえるのですが、そのような用語を作ることによって、よりわかりやすくしてできるだけ”認知させる”ことを目的としたものともいえるようです。
腎不全の特徴とその注意?
慢性的な腎臓機能低下が長い間続いてしまうと、腎臓機能が回復しない状態、つまり"腎不全"につながっていきます。そうなってしまいますと、人工透析や腎移植をしなくては生きられない状態になってしまいます。 ただし腎臓病の多くは初期症状として自覚がない場合が多く、ようやく自覚した段階になるとかなり進行してしまっている事も多く(つまり腎機能の回復が不能に)、そのためにも注意が必要とも言えるでしょう。またそのためにも"CKD"という言葉を広く認知させて、できるだけその予防を広めようという意図もあるようです。
腎臓病を防ぐために
そのように中年以降の方々が腎臓病を防ぐためには、できるだけ定期的に検査をしていく事がのぞましいのですが、特にメタボリックシンドロームの傾向があると指摘された事がある方は(もしくは自覚のある方も)できるだけ定期的に検査受診されることをおすすめいたします。
もちろん生活習慣を(健康的に)維持改善させておくということも、同じようにもとめられます.....その予防としましても。